これぞ経年変化の代名詞!ヌメ革『IL BIZONTE(イルビゾンテ)』の二つ折り財布
本日は、『IL BIZONTE(イルビゾンテ)』という革製品を主に扱うブランドの、二つ折り財布についてご紹介します。
『IL BIZONTE』は、フィレンツェ発、ハンドメイドで本物志向のレザーアイテムを扱っています。
『雨に濡れればどちらも濡れ、あなたが日に当たれば共に日焼けする。あなたのIL BIZONTEはあなたの一部になる』と、デザイナーであるワニー・ディ・フィリッポが語る通り経年変化(エイジング)を楽しむことができ、長年に渡って愛用していくことができ、使えば使うほど愛着もわいてきます。
経年変化(エイジング)は、日光にあたることや手の油によって起こっていきます。そのため使えば使うほど味が出てきます。
これが汚いと思う人がいるかもしれませんが、わかる人にわかればいいんです!これを読んでいただいている方にはわかって頂いていると思っています。
ちなみにBIZONTEとはバッファローのことで、バッファローの持つ、力強く誇り高いイメージに魅せられ、自分の作品の印としてバッファローのマークを使用しているそうです。
ブランドの歴史を知っていくことで、さらに自分の財布に愛着がわいてきます。
ここで私が所有している『IL BIZONTE』の二つ折り財布をご紹介します。
2019年の12月に購入しました。
小さいながらも基本スペックを抑えた作り込みに匠の技を感じる二つ折り財布です。
大好きなポイントはコバの部分も皮で覆われているため、きちんと手入れしていればコバの部分から割れてくるという心配がありません。(本革を使用した財布でもコバの薬品の部分から割れてくることが多い。)
最初はヌメ革特有のさらさらとした質感で、わずかな水分でもシミになってしまうため神経をすり減らして使用していました。
購入後、1ヶ月くらいした頃から使用に慣れてきて、ガシガシ使うようになってきました。
『IL BIZONTE』公式ホームページのケア方法より、ヌメ革製品の場合、使用前に日焼けさせることも有効らしいです。
使用前に日焼けさせることによって、革に含まれていたオイルが染み出て保護膜となり、まだらに日焼けしてしまうことを防ぐことも出来ます。
また、日焼けによりうっすらと色付くことによって汚れも目立ちにくくなります。
このように記載されていました。
しかし、日焼けさせて飴色に変えることは外道な気がしたため、日常の使用のみで経年変化させています。
そして!現在5ヶ月ほど使用していますが、このようにエイジングしました。
(1年使っていないので経年変化とは言いません(笑))
外側は多少のシミもありますが、きれいに飴色になってきています。「多少のシミ」と言いましたが、そのシミもエイジングの一部なので勲章みたいなもんです。
内側はよく触る部分(擦れる部分?)が飴色に変化しているのがおわかりいただけると思います。
ここまで5ヶ月程度使用してきましたが、まだまだ甘いです。2年ほど、それ以上使用したときにどのように経年変化しているのかが楽しみで仕方ありません。
財布のためいつも一緒の相棒なので、これからも大切にしていきたいと思います。
経年変化の様子は定期的に報告していきたいと思います。
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追記(2021年1月9日)
使い始めてから1年が経過したのでどのように経年変化したのかを報告します。
まずは外側から。
このように5ヶ月目より飴色になり、艶が増しています。また、使用上の傷も良い味を出しています。
内側はこのようになりました。こちらも飴色が濃くなり、艶が増しています。また、一番下のカードポケットにはクレジットカードを入れていたためカード番号の部分の盛り上がりにより擦れ、この部分だけ飴色が濃くなっていることがわかります。これにより、飴色はよく触れる部分、擦れる部分が濃くなるということを再確認することができました。
これからもこのイルビゾンテの財布の経年変化を報告していきます。